梅雨に太りやすくなる原因と予防法
梅雨になると痩せにくくなるのは何故か?
- 自律神経の乱れ
- 水分代謝の低下
自律神経の乱れ
【梅雨になると、自律神経が乱れやすくなる】
まず、自律神経とは、内臓の働きや代謝、体温調整などの機能を24時間休まず自動的(意志とは無関係に)に調整してくれるシステムです。この自動的なシステムは、交感神経と副交感神経がバランスよくはたらくことによって成り立ちます。よく、「交感神経はアクセル」「副交感神経はブレーキ」だと例えられます。
自律神経の働きも天気の変化に対応しますが、気圧や湿度の変化は特に自律神経に影響を与えます。
本来は、日中に活動をするために昼間に交感神経が優位になるように出来ていますが、気圧が低くなるとそれが崩れます。
具体的には、気圧が高い時(晴れの時)には交感神経が優位に、気圧の低い時(雨の時)には副交感神経が優位に働きます。気圧が下がると、起きている時でも副交感神経(体を休ませるブレーキ)の方が優位に働いてしまうのです。
特に梅雨時期は、天候の変化による気圧変化が急に起こるため、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。
【自律神経が乱れると痩せにくくなる】
自律神経が乱れ日中に副交感神経が活発になることで、だるくてやる気が出なくなるなど活動量も減り、結果、血流悪化を招きます。血流が悪くなると、手足の冷えやむくみのトラブルも増えます。
また、交感神経は脂肪分解にも関係しています。アドレナリンというホルモンが分泌されると、脂肪細胞に働きかけて脂肪の分解や燃焼を促すのですが、副交感神経が優位になると、アドレナリンの分泌量は減ります。
結果として、副交感神経が優位になりやすい梅雨時期は痩せにくくなるというわけです。
水分代謝の低下
【梅雨は水分を溜め込みやすい(余分な水分が排出できない)】
雨が多い梅雨時は空気の湿度が高くなりがちになり、気温が高いわりに汗をかきにくい時期になります。
湿度が高くて発汗がうまく行われないと、体内に余分な水分や老廃物が溜まりやすくなってしまいます。
また、血流やリンパの巡りも悪くなってしまうこともあります。
水分代謝が上手くいかないと、体重が落ちにくくなります。場合によっては、体重が増えることもあるかもしれません。
梅雨太りになりやすい人の特徴
- 運動不足
- 冷え性
- 質の良い睡眠がとれていない
運動不足
梅雨時期は外出を控えるなど運動量が少なくなりがちです。
運動不足が続くと血行不良や代謝ダウンを招きやすく、太りやすい体質になります。
冷え性
特に雨続きの梅雨時期は、むくんだ状態が続くことで体が冷えやすくなります。
むくみによる冷えが続くと、冷えを防ぐために脂肪がつき、結果として太りやすくなります。
(体温が低く冷えた状態だと脂肪の代謝が悪くなります)
質の良い睡眠がとれていない
睡眠不足などで自律神経のバランスが乱れると、さらに、交感神経と副交感神経との切り替えがうまくいかなくなります。
自律神経のバランスが崩れると太りやすくなるのは前述した通りです。
梅雨太りの予防
- 運動不足の解消
- 体を冷やさない
- 睡眠不足の解消
運動不足の解消
梅雨時期は運動不足になりがちです。
ストレッチなど室内で出来る運動をしましょう。フリパラツイストダイエットもオススメです。
晴れた日を狙ってウォーキングや縄跳びなどを行うのもいいですね。
体を冷やさない
梅雨は気温も上がることから冷たい飲み物を飲み始めたり、室温や湿度を下げようとエアコンをつけたり、と、春よりも冷えの症状が出やすいです。
冷えると血液やリンパの循環が滞って代謝が悪くなり、水分を溜め込みやすくなりますから、冷え対策が大切になってきます。
暑くなり始めた時期に全身を温めるのは大変でしょうから、こんなときこそ足首に装着するだけの「遠赤外線フリーバンド」がオススメです。睡眠不足の解消
睡眠不足は肥満のもと。
睡眠の質を向上させればさせるほど、自律神経のバランスは整いやすくなります。