【肝臓とダイエットの関係】痩せづらさは肝臓が疲弊しているせいかも!?

痩せづらさは肝臓の疲弊が原因かも⁉︎

肝機能低下はダイエットに甚大な悪影響を与える

肝臓は「アルコールを解毒する臓器」というイメージがありますが、実は、沢山の役割を担っています。具体的には、栄養の貯蔵と供給、たんぱく質の合成、脂肪を消化する胆汁の生成や、毒素の解毒などです。

肝臓は、24時間休むことなく働きつづけています。主にアルコールの多量摂取や食べ過ぎによって負担がかかり肝臓が疲れてしまうと、結果として痩せにくい体になってしまいます。

肝臓はエネルギー代謝を司り、「脂質」や「糖質」をエネルギーに変換しますので、肝機能低下はダイエットに甚大な悪影響を与えます。

肝臓とダイエットの関係

肝臓が弱ると脂肪を上手く代謝できない

まず、肝臓は身体の解毒や栄養分の合成を行っています。

そのため、肝臓が弱まると、体内の老廃物の排出や脂肪の代謝がうまく出来なくなったり、栄養素が体内利用できるように合成する力が弱まってしまいます。

つまり、余分なものが溜まりやすく、せっかくの栄養素を取っているのに使えていないという状態に陥ります。

肝臓はダイエットに重要な臓器のひとつ

肝臓は基礎代謝が高い

肝臓は、様々な働きを担っていて活動量が大きいので、基礎代謝の27%を占めると言われています。

1日に消費するエネルギーのうち、
・運動で消費されるのは全体の20%
・基礎代謝で消費されるのは70%
と言われています。基礎代謝を上げる方がダイエットには効率的です。基礎代謝の27%を占める肝臓を活性化させると痩せやすくなるのは明らかです。ちなみに、「筋肉を増やすと基礎代謝が上がる」と言われていますが、筋肉の基礎代謝に占める割合は18%です。

筋肉を増やし、活動量をUPさせると基礎代謝も上がるように、ダイエットのためにも、肝臓にも元気に働いてもらう事が大切なのです。

脂肪肝だと太りやすくなる

肝臓は血糖値の調整にも関与している臓器

脂肪肝とは、中性脂肪が肝臓に蓄積する病気です。脂肪肝の状態だと、糖の代謝に関わるホルモン(インスリン)の感受性が悪くなり、大量に分泌されるようになります。インスリンは余った糖を脂肪に変える働きがあるので、インスリンが大量分泌されてしまう脂肪肝だと太りやすくなってしまいます。

脂肪肝が悪化すると、全身が肥満体質になりやすくなるといいます。

肝臓は沈黙の臓器

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれます。

つらい自覚症状が現れにくく、病気が進行していても気づきにくいからです。

例えば、暴飲暴食が多い方や、「疲れやすい」「いつもだるい」「むくみがひどい」という方は特に注意が必要です。

見過ごされがちな肝臓の不調ですが、脂肪肝があると診断されたり肝機能に関わる数値が高かったりする場合は、早めに改善への対策を打ちましょう。

肝臓を活性化するために意識すべきこと

前述の通り、肝臓を活性化させると痩せやすくなります。

以下、肝臓を元気にする方法をご紹介します。

  • 冷やさずに温める
  • 肝臓の負担になることを減らす
  • 肝臓の回復を助けるものを食べる

冷やさずに温める

まずは、冷たいジュースやお酒、アイスクリームなどは控えましょう。

また、ゆっくり湯船に浸かって体を温め、肝臓を外から温めることが大事です。ホットタオルやカイロを当てることも有効です。(※肝臓は横隔膜のすぐ下、胃のすぐ横です。右上腹部のほぼ全体で、脇腹から背中にかけて位置しています)

肝臓の負担になることを減らす

  • 暴飲暴食を控え、糖質や脂質の摂りすぎに気をつける
  • アルコールを飲み過ぎない(飲酒を控える)
  • タバコを控える
  • 食品添加物を控える
  • 夜更かしをしない
  • ストレスを抱えすぎない
  • 運動不足を解消する
  • 必要以上の薬やサプリメントを飲まない(用法・用量を正しく守る)

肝臓の回復を助けるものを食べる

  • 野菜や海藻、きのこ類を積極的に摂る(→便秘改善し腸内環境を整える)
  • 良質のタンパク質を摂る(大豆製品がおすすめ)
  • タウリンを摂る(牡蠣・ホタテ・あさり・タコなど)

「肝臓とダイエットの関係」参考文献

本投稿は、下記コンテンツを参考に書きました。

痩せられないのは「自分に合ったダイエット法ではないから」かも?

ダイエット法には合う/合わないがある

「ダイエット成功者の食事法を真似したのに痩せない」 「効果なし」と思った方や、自分に合ったダイエット法か自信がない方・効率的にダイエットを進めたい方は、一度ダイエット遺伝子検査を受けてみてはいかがでしょうか?

多かれ少なかれ、人は誰でもそれぞれ遺伝子に少しの変異(異常や障害を示さない程度の遺伝子変異も含む)を数個持っています。(※遺伝子変異には、親から受け継ぐ先天的なものと生まれた後に起こる後天的なものとがあります。)

そのため、同じ栄養素を摂取したとしても、同じ運動をしたとしても、人により質的・量的に作用は異なります。

ダイエット遺伝子検査を受けると、遺伝子レベルで自分の肥満傾向が分かるため積極的に摂りたい食事や逆に摂らない方が良い食べ物を知ることができます。また、自分にとって効率の良い運動方法も分かるので、効率的にダイエット出来ます。

人との違いに悩む前に、一度遺伝子検査を受けてみませんか?