【ダイエットでイライラ】ダイエットをすると性格が悪くなる?
「食事の内容で性格が変わる」と言われています。「痩せたら性格悪くなったね」と思われないように、温厚な性格を維持しつつダイエットに励みたいものです。
ダイエットで性格が悪くなったり、人間関係に影響した人が約半数
大正製薬によるダイエットの実態調査によると、ダイエットをした人の約6割(62.4%)が何らかの「よくない影響」を経験しています。
人間関係に焦点を当てると、ダイエットで性格が悪くなったことを自覚したり周りに指摘された人が全体の半数近くいました。
- イライラすることが多くなった(19.8%)
- イライラして身近な人に当たってしまった(14.0%)
- 性格がきつくなったなど、性格の変化を周囲に指摘された(5.3%)
最も多いダイエット内容の回答は食事制限
実施した(している)ダイエットについては、多くの方が何らかの食事制限をしていることが分かります。
- 食事量制限(64.1%)
- 間食をしない(40.1%)
- カロリー制限(37.0%)
- 糖質制限(24.9%)
- 脂質制限(12.5%)
しかし、「空腹」を我慢してダイエットしても、「変化なし」「リバウンドした」という項目が他のダイエット比べ、高いことも分かりました。
ダイエット中の良くないエピソード(例)
- 家族が食べている姿を見て、イライラした<29歳>
- いらいらして、仕事にならなかった<43歳>
- 食べたいものを我慢するなどで、ストレスで体調が悪化する<43歳>
- 逆にお腹が空いてイライラし、買い物をして気をまぎらわそうとしてたくさん洋服を買ってしまった<26歳>
食事制限ダイエットで性格がキツくなる理由
「ダイエット前は大らかで細かい事に拘らない優しい性格だったのに、ダイエット中は些細なことですぐにイライラしてしまい、事あるごとに喧嘩するようになってしまう」など、ダイエットが影響して性格が悪くなることがあります。(※逆に良い方に変わる方もいます)
- 食事制限による栄養不足でイライラ
- 過度な運動でイライラ
- 結果が出ないことへのストレスでイライラ
- 睡眠不足が原因でイライラ
食事制限による栄養不足でイライラ
偏った食生活になるとイライラすることはあります。
例えばカルシウムが不足するとイライラする、というのは有名な話です。
また、タンパク質の欠乏は、セロトニン(怒りや不安の抑制に関係する脳内物質)を減少させ、イライラを起こしやすくします。
さらに、糖質制限など炭水化物を抜くダイエットは、糖質不足を招きます。糖質不足で血糖値が下がりすぎると、脳がアドレナリン(闘争ホルモン)を分泌し、気づかないうちに攻撃的になり、イライラしてしまいます。
過度な運動でイライラ
運動がハードになりすぎると、疲労が蓄積してイライラの原因になることもあります。
また、普段から運動をしていなかった人が急にジムに毎日通うようになるなど極端な生活習慣の変化は大きなストレスになりえます。
結果が出ないことへのストレスでイライラ
食事制限や運動など様々な努力をしているにも関わらず、思うように体重が落ちないとモチベーションが下がります。
モチベーション低下は精神的にも大きな負荷がかかってストレスがたまり、イライラに繋がります。
睡眠不足が原因でイライラ
食事制限をして空腹になると、眠りが浅くなってしまう場合があります。
しかし、良質な睡眠が不足すると、食欲を抑えるホルモン(レプチン)が減少する上に食欲を増進させるホルモン(グレリン)の分泌が増加するため、さらに空腹を引き起こして眠りにくい状態になり、イライラの悪循環を引き起こしてしまいます。
性格は穏やかなままダイエットに成功したい!
イライラを解決してダイエットを継続し、温厚な性格のままダイエットに成功するためには、以下の方法がおすすめです。
- 極端な食事制限をやめてバランスの良い食事を摂る
- 運動のオン/オフ日を作る
- 良質な睡眠をとる
極端な食事制限をやめてバランスの良い食事を摂る
炭水化物を排除するのではなく、白米を低GIな玄米や雑穀パンにしたりするなど、太りにくい食材に変えるほうが長期的に見て痩せやすい体につながります。
タンパク質・ビタミン・食物繊維を含む野菜を多く摂ることもオススメです。
また、食事の量を減らすのではなく、食べ順を変えて果物や野菜から食べるようにすると血糖値が上がりにくくなる上、食べ過ぎを防げます。
運動のオン/オフ日を作る
体を動かすことでストレスが解消できる場合もありますが、過度な運動を続けていると逆に運動がストレス源になってしまうため、運動をしないオフ日を作って心身ともに休ませることも大切です。
良質な睡眠をとる
睡眠不足は、ストレスを増加させるだけでなく、ダイエットの妨げになってしまいます。
ダイエット中は特に睡眠に良質な睡眠をとるよう心がけましょう。
良質な睡眠のためには、食事は就寝の3時間前までに済ましたり、ぬるめのお風呂でゆっくり入浴したりすることが有効です。
参考コンテンツ
本投稿は、下記コンテンツを参考に書きました。
- 大正製薬株式会社:ダイエットをすると性格が悪くなる!?最も多いのは「食事制限」、でもがまんするとその反動も…探しているのは“がんばらない”ダイエット:20~50代のこの1年でダイエットをした女性449人に聞く「ダイエットの実態調査」
■調査手法 インターネット調査
■調査対象 全国の20~50代の女性
■サンプル数 449名(20代114名、30代113名、40代111名、50代111名)