寝ている間に口腔内の菌は大繁殖しやすいです。最近、起床後にも歯磨きをするようになりました。
寝起きの口の中には大便と同程度の雑菌がいる
2021年4月14日放送の東海ラジオ「OH! MY CHANNEL!」の中で、
- 「寝起きは犬のフンと同程度の雑菌が口の中にいる」
- そのまま朝食を食べると「朝食ではなく犬のフンを口に入れているようなものだ」
と紹介されたのを聞いたのがきっかけで、寝起きの歯磨き習慣が出来ました。
食前に歯磨きをしている人の割合
なお、「OH! MY CHANNEL!」の番組アンケートによると、朝食前に歯磨きをしている方は約40%でした。(※「朝食前に歯磨きする人」+「朝食の食前食後の両方に歯磨きをしている人」の割合が約40%という意味です)
\OH! MY CHOICE!🙋♂️ /
— 「OH! MY CHANNEL!」東海ラジオ (@ohmy1332) April 14, 2021
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調査して決めます🕵️♂️
今日のテーマは!
「朝の歯磨きは食前?食後?」
👑ここでハッキリ決めましょう!#東海ラジオ #おおまえチャン #OHMYCHOICE
※私自身は、最近では新型コロナウイルス対策としてのうがいは小まめにしているものの、歯磨きまではしていませんでした。
「食べる→歯磨きで口内の食べかすを取り除く」という感じで「歯磨き=食事の後にするもの」という認識だった為、朝起きて朝食を食べた後に歯磨きをしていました。コロナ禍以前のことを考えるととても恐ろしいです。(((( ;゚Д゚)))
健康のために寝起きに1杯の水を飲むようにしている方や、パートナーと「おはよう」のキスをする習慣の方にも是非起床後の歯磨きに取り組んで欲しいです。
歯磨きを習慣化すべき理由
ムシ歯の原因となるミュータンス菌の他に、口内にはたくさんの最近が住み着いています。
その中には全身疾患の原因菌も含まれているため、細菌が繁殖する前に歯磨きを行うことにより口内を清潔に保つことが大切です。
大人の口の中には、300~700種類の細菌が生息しているといわれます。
歯をよく磨く人で1000~2000億個、
あまり歯を磨かない人では4000~6000億個、
さらにほとんど磨かない人では1兆個もの細菌がすみ着いています。(中略)
口の中の細菌には、カンジダ菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、インフルエンザ菌など、全身疾患の原因菌も含まれていて、免疫力の低下とともに増殖し、病気を引き起こすこともあります。
引用元:一般社団法人 日本訪問歯科協会 「お口の中は細菌がいっぱい」
病気のリスクを減らすためにも、歯磨きをしっかり行ってお口の中を清潔に保つことが大切です。
起床後の歯磨き習慣について
朝の歯磨きは、口腔環境の改善が目的
就寝中は唾液分泌量が減るため細菌が増える
朝起きた時の口内のねばつきや口臭(モーニングブレス)の原因となる菌は就寝中に増殖します。
通常、口の中の汚れや細菌は、唾液のもつ自浄作用によって洗い流さます。
起きている間は喋ったり、つばを飲み込んだりすることで自然と口の中を洗い流していますが、就寝中はできません。
これが、寝ている間に口腔内の菌が繁殖しやすくなる理由です。
さらに、加齢によって唾液の分泌量が減ることで、細菌が増えやすくなります。
夜中寝ている間に細菌が増殖した口でそのまますぐ飲食をすると、菌を全て飲みこんで体の中に入れてしまうことになります。
朝は起きたら、すぐに口をゆすいだり歯を磨いたりなどの口腔ケアで、お口の中の細菌を洗い流してあげましょう。。
朝ごはんの後にまた歯磨きをすると、更に良いです。
食後の歯磨き習慣について
細菌の増殖を抑えることが目的
口の中の細菌は食後3時間後から急増し、約8時間後にもっとも多くなると考えられています。
歯磨きをせずに食べかすが残っていると、口内細菌の活動により腐敗し、口臭の原因につながります。
そうなる前に、食後の歯磨きをすることが大事です。
夜の歯磨き習慣について
夜は、1日の歯の汚れをしっかり落とすことが目的
就寝中にお口の中の雑菌が増殖するということは、夜寝る前の歯磨きがとても大切だということです。
前述の通り、就寝中は唾液の分泌が減り、口の中が乾きやすくなります。
そのため、唾液が細菌などを洗い流す自浄作用が弱まり、原因菌が繁殖しやすくなります。
現に、夜寝ている時がもっとも虫歯や歯周病が進行しやすくなると言われています。
睡眠中に口の中の菌を育てないようにするために、歯磨きをして、その日の汚れを極力全て落とすようにしましょう。
歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを落とすことが難しいので、歯ブラシが届きにくい奥歯や歯と歯の間には、デンタルフロスや歯間ブラシを使うのも良いでしょう。