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【ニュース】輸入ダイエット薬が実は覚せい剤の原料だったケースが相次いでいる

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輸入ダイエット薬が実は覚せい剤の原料だったケースが相次いでいる

韓国国内では「Shuperin Tab.」として流通しているダイエット薬

ニュース番組(たしかテレビ朝日)で見た内容より。

ネット通販で購入した輸入ダイエット薬が実は覚せい剤の原料だったケースが相次いでいます。

韓国国内ではShuperin Tab.(スーペリンタブ)として流通しているとみられる白い錠剤について、今年に入って13件東京税関が摘発しています。

8月上旬、埼玉県内で家宅捜索に至った例では、錠剤を購入した30代の女性は「韓国の医院からネット購入した」と説明しています。

問題なのは「プソイドエフェドリン」という成分

「Shuperin Tab.」(スーペリンタブ)が問題となったのは、「プソイドエフェドリン」という成分で、成分の10%以上の割合で含有していました。

※日本ではプソイドエフェドリン含有率10%を超えるものは、覚醒剤の原料になる違法薬物として分類されていて輸入が禁止されています。

プソイドエフェドリンは覚醒剤の材料になる

昭和大学薬学部の毒物学部門の教授・沼澤聡先生によると、「慣れている人が使えばこのプソイドエフェドリンを原料として覚醒剤を合成することはそれほど難しくない」と思われるとのこと。

プソイドエフェドリンをダイエット薬と謳うことが問題

プソイドエフェドリンは一般的には鼻水を止める風邪薬などに使われるということですが、専門家は「ダイエット薬」だと謳うことが問題だと言います。

沼澤聡先生(昭和大学薬学部毒物学部門教授)によると「普通の医薬品と違って、ダイエット薬は沢山飲んでしまう可能性がある。中枢興奮作用があるので、興奮作用が非常に強く出たりそういった可能性が出てくる」

Shuperin Tab.の購入者の多くが30代~40代

韓国の医院からこのShuperin Tab.(スーペリンタブ)を購入して日本国内に届いた例は、去年以降500件以上も確認されていて、購入者の多くが30代から40代の女性だということです。

罪の意識がないまま、違法性に気付かないままの購入者も多くいるとみて、税関当局が注意を呼びかけています。

ダイエット薬の個人輸入には要注意

医薬品等の個人輸入には危険があります。

個人輸入した痩せ薬では死亡事例を含む重篤な健康被害が報告されている事例もあります。

また、海外から持ち帰ったり、個人輸入した医薬品等は、偽造製品であったり、有害な物質が含まれていたりする場合があります。

今回のニュースのように日本では違法薬物に指定されているケースもあります。

インターネット等で個人輸入し安易に使用することは、くれぐれも避けてましょう。

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