果物はジュースやスムージーにするより生で食べた方が太りにくい
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脂肪蓄積を防ぐなら、ジュースやスムージーではなく、果物を生のまま食べる
果物は生のまま食べた方が良い理由
果物は、なるべく生のまま食べるのがおすすめです。
手を加えずに生で食べる方が、栄養素を十分吸収できるからです。
生の果物は、水溶性ビタミンが豊富なので、小腸での吸収時間が延長し、酵素作用時間が長くなります。
また、そのまま食べたほうが食物繊維がとれるし、咀嚼により満腹感も高まります。
逆に、糖の中でも比較的代謝されやすい果糖は、ジュースになるとあっという間に吸収されてしまいます。
さらに、ジュースになる過程で加熱処理すると、貴重な酵素も破壊されてしまうので、非常にもったいないです。
果物から得られる主な栄養素
果物から得られる栄養素について、ダイエットの観点で書いてみます。
- ビタミンA
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
- 食物繊維
ビタミンA
ビタミンAには、皮膚や粘膜の健康を保つ働きがあります。ダイエットに慣れないうちは肌の調子が悪くなりがちですので、ビタミンAの補給はとても大切です。ビタミンAの多い果物は、ビタミンAの前駆体であるβ-カロテンに由来した赤やオレンジ系の色をもったものが挙げられます。
ビタミンB群
ビタミンB1は糖質の代謝、ビタミンB2は脂質の代謝、ビタミンB6はタンパク質の代謝を助けます。ビタミンB群が不足すると、結果的に中性脂肪が蓄えられやすくなったり、筋肉がつきにくくなったりするため、ダイエット中の人にとっては積極的に摂りたい栄養素と言えます。
ビタミンC
ビタミンCといえば美肌のイメージですが、ダイエットの強い味方でもあります。ビタミンCには、脂肪細胞がブドウ糖を取り込むのを防ぐ作用があります。さらに、細胞の代謝を高めることで余分なエネルギーの蓄積を防ぐ働きもあるのです。ビタミンCを十分にとることは、痩せにくい体質づくりに役立つ可能性があります。
ビタミンE
ビタミンEは、抗酸化物質として作用することで、体細胞を損傷から守る働きを持ちます。また、ビタミンEには、血流を促すことで代謝を高める働きが期待できます。結果的に痩せやすい身体づくりに役立つでしょう。
食物繊維
食物繊維は、比較的早く満腹感を得られるため、食べすぎの防止に役立ちます。また、インスリン分泌のバランスを保つことで、結果的に脂肪の蓄積を抑える働きもあります。
ダイエット効果を狙うなら、果物は生のまま食べる
1番脂肪化しやすいのは果糖ブドウ糖入りジュース
肝臓の専門医、尾形哲先生のTwitterが興味深かったのでシェアします。
【Q】同じ条件(同じ時間に同じ量)で摂取するとして、脂肪化しやすいのはどれでしょう?順番で答えてください。
- 剥いたオレンジ
- 絞ったオレンジ
- 濃縮還元100%ジュース
- 果糖ブドウ糖入りジュース
液体で飲みたいなら、市販のものではなく自分で絞るのがオススメ
前述の、尾形哲先生のTwitterの通り、濃縮還元ジュースでは食物繊維(オレンジの房・つぶつぶ)が取り除かれている上に加熱処理で酵素が失活してしまうので非常にもったいないです。さらに、果糖ブドウ糖入りジュース(清涼飲料水)は果糖ブドウ糖や香料を加えている為、果汁の割合が低くなります。
どうしても液体で飲みたいのなら、自分で絞りましょう。
スムージーにするととても飲みやすくなります。同時に複数のフルーツが摂れますし、朝食が苦手な人でもスムージーならお腹に優しくて抵抗なく消化できるかもしれません。
ただ、スムージーより「生でそのまま」が健康によいことだけは覚えておきましょう。
参考コンテンツ
本記事は、下記コンテンツを参考にしました。
痩せられないのは「自分に合ったダイエット法ではないから」かも?
ダイエット法には合う/合わないがある
「ダイエット成功者の食事法を真似したのに痩せない」 「効果なし」と思った方や、自分に合ったダイエット法か自信がない方・効率的にダイエットを進めたい方は、一度ダイエット遺伝子検査を受けてみてはいかがでしょうか?

多かれ少なかれ、人は誰でもそれぞれ遺伝子に少しの変異(異常や障害を示さない程度の遺伝子変異も含む)を数個持っています。(※遺伝子変異には、親から受け継ぐ先天的なものと生まれた後に起こる後天的なものとがあります。)
そのため、同じ栄養素を摂取したとしても、同じ運動をしたとしても、人により質的・量的に作用は異なります。
ダイエット遺伝子検査を受けると、遺伝子レベルで自分の肥満傾向が分かるため積極的に摂りたい食事や逆に摂らない方が良い食べ物を知ることができます。また、自分にとって効率の良い運動方法も分かるので、効率的にダイエット出来ます。
人との違いに悩む前に、一度遺伝子検査を受けてみませんか?
